先日、この芸能ニュースを読みました。
同じ双極仲間(笑)として、見逃せない記事でしたよ、これ(勝手に仲間にされたくないでしょうけれど(^◇^;)。私の記憶が間違っていなければ、泰葉さん、以前も双極性障害と診断されていましたよね。でも治療している形跡もなく、どうしているか気になっていました。攻撃性が高いことが見受けられるブログを読むのは精神的に辛くなるので、泰葉さんのブログを見たことはほとんどなかったけれども、たまに破天荒な行動が面白おかしく伝えられていて・・・本人はこれが普通だと思っているから周りは大変だろうな、病気の自覚がないと怖い怖い・・・そんな印象を常に持っていて。
久しぶりにブログを読みに行ったのです。
とても反省されているけれども前向きに治療する気持ちが溢れていて、頑張って欲しいなと素直に思いました。それなのにお叱りメールする人なんているんですね。双極仲間として恥ずかしいわ、これ。同病のものとしてここで言っても仕方ないことだけど「色々言ってくる人はいるだろうけれど、過去は過去としてこれから頑張ろうとしているんだから負けないで!」と。前向こうと決意し、勇気出して発表をした。それだけで凄いことですよ。私、家族以外の人に双極性障害だってこと何年も言えなかったもの。
人それぞれの努力の仕方って簡単には見えるものじゃないんだから、努力していなんじゃないか?みたいなことや病気を言い訳にするなとか・・・よく言えたもんだよな、と。
ニュース記事は案の定読んだ後複雑な気持ちになりました。
身体によくないのにヤフコメも読んじゃって、やっぱり世間一般はよくわからない病気だから「怖い」が先行しちゃうのかしら、とか。周りが振り回されてキツいから双極の人とは関わりたくないって意見もあり・・・それもわかるけれど本人も死にたくなるほど辛くなるって当事者じゃないとわからないのよね・・・とか。あとは、こんなに有名な家族なのにどうにもできずに見放してしまったのか、なんだか悲しいよね、それ・・・とか。
色々書きましたが。
泰葉さんがやっと再治療をする気持ちになれたようでよかったです。頼り信頼できる人が周りにいるのだと思います。一人で頑張ることも限界があるので、周囲の方の力を借りて治療にしっかりと取り組んでもらいたいものですね。
発信力がある人が公言することって、当事者にとっての励みともなります。(まぁ、正直に書くと同じに思われたくないと感じる人は多いだろうけれど(..;)海外に目を向ければ、キャサゼタ、カニエウエスト、マライア・・・自分はスターではないが(笑)公言して頑張っている人見ると勇気づけられますよ、やっぱり。
そんなわけで。
しばらくぶりに私が診断されたときに先ず見た、大塚製薬の双極性障害の紹介サイトのリンクペタ。
www.smilenavigator.jp
ハッキリ書いています。
双極性障害は心の病気じゃないんです、脳の病気なんです。
薬で安定させることができるんです。
「自分は病気なんだ」
そう自覚することはとっても大切なんですよね。全て病気のせいにするのもどうかと思うけれども、症状が本人ではコントロールできないことをさせてしまうことも多くあるわけで。(逆手にとってやりたい放題する人もいますが、それはほんの一部だと思います。もしくはパーソナリティ障害併発だと思う)
私の経験ですが、双極性障害って自分自身の行動すら信じられなくなることがあります。病気を受け入れ、さらには自分を客観視することを身につけていかないと治療の道は困難になると思います。
(そういえば、私は寛解はあっても完治はしない病気なんだということを知って、かなり打ちのめされました・・・)
「病識を持つ」
持たないことには治療は進みません。
そのためには知識を身につけないといけない。
幸いにわかりやすい本は沢山ある。病院にかかりきちんと服薬しながら双極に対する自己研鑽(って大げさな言い方ですが)を積んでいけば、いずれは自分なりの対処方法が見つかってくるはず。みんながみんな同じ方法で良くなるとは限らないのが、精神疾患の厄介なところ。数打ちゃ当たる!で試してみるしかないのです。
最近、私は下記の本を読み始めました。
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病識と向き合わないでいると治るものも治らない。
自分が困るし、周りも困る。
双極性障害は受け入れがたいものではあるけれど、じたばたしたってどうにもならないし、結局は一緒に生きていかないといけないわけで。今回の芸能ニュースであれこれ思ったことをダラダラと書いてみました、はい。