改めてHSPを知る。「繊細さん」の本を読んだ
こんにちは、多分「繊細さん」なシノノメです。
小さな頃から繊細なタイプ・細かいことによく気がつくねと言われ続け・・・アラフォーな現在。何かしら「生きづらさ」、「人とは違う自分」を感じながら日々過ごしてきました。
思春期からメンタル弱めで生きていたこと・双極性障害を抱えている身なので、これもそういったものの症状の一つではないかと思っていました。
そんな中で昨年知った概念、HSP。
ちょっとしたことなのに人より辛く感じたり、些細なことが気になって仕方ない。共感することが日々多く、疲れやすい。
それは、どうやら私だけではないらしい。
HSPとは・・・
一般に繊細・神経質・内向的と 言われる人たちが持つ 「気質」です。 生まれ持ったものですが 決して病気ではなく、. 世の中のタフな人とそうではない 敏感な人とを2タイプに分けた、. ただの概念に過ぎません
https://hsptest.jp/about より引用
※ちなみに。
こちらのサイトでは診断テストができます。私は116点でした。
HSP度【強】らしいです。
※ちなみにちなみに。
HSPを診断してくれる病院は北海道にあります。
ようこそ!こちらはとかちむつみのクリニックです。
サイトのDr.長沼の世界観が詳しいです。
HSPの本は現在沢山発刊されています。
気になって仕方がなかったので、長沼先生の本と何冊かサラッと読んでみました。そうだったのね・・・と納得する面もありながらも、いくつかの対処方法に正直違和感を感じる部分もありまして。
具体的にはスピ系推しな面が・・・むむむ。なのです。
それが対処法として良いと感じる人も多いのでしょうが、私はひいてしまった部分もあり。波動やら食で改善、浄化、パワースポット・・・。HSPと親和性の高いものが多いだけに、それを推されるのもなぁ・・・だったりします。一時期スピリチュアルなものにハマったこともありますが、私はそんなに効果無しでした。気休め程度。
ここで、敢えて書いておきたいこと。
HSPをビジネスとしている人の中には、どう考えたって怪しいスピ系な部分を上手く隠してカウンセラーやアドバイスをする人もいるように見受けられます。スピリチュアルなものを信じるのはかまいません。それで気が休まるのなら、私は全然いいと思います。
ただ。それってどうなの?!と思うことは本当に沢山です。
子宮系と繋がっているカウンセラーをあがめていたり、占いや引き寄せ・・・HSPカウンセラー講座。表に出していないだけで、高額な商品やカウンセリング料を取っているかも知れません・・・
疑問点を書いていたらきりがないのでこの辺にしておきます。
子宮系女子で検索してみれば、そこに繋がるあれやこれや・・・恐ろしい実態がわかると思いますよ・・・
さて本題。
昨年からちょっとずつ読んでいた本。
この連休でやっと読了。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
- 作者: 武田友紀
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2018/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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具体的な対処方法(多少スピっぽい部分はありますが)が多めなところが私には良かったです。
・考え過ぎて動けないときは「とりあえず」で前に進んでみる
・他人に気を遣いすぎる、感情を読み取りやすい面はあるけれども、それは果たしてあっているのか?自分の推測があってみるか確かめてみる(案外当たっていないことも多い)
・他人の強烈な感情に当てられそうで逃げようがない場合、脳内シャットダウン「刑事ドラマのアクリル板をおろす」←これ、とっても実践したい
・頼まれていないのに助けようとして疲れることが多いのだから、見守ることをする。言葉ではっきりと言われないまでは見守る
・気づかないふりをすることも必要
『人の感情を察する感覚がわからないことが「わからない」』
周りの感情を察して行動をするのが当たり前。
そう思っていた私は、この一節は私が長年感じていた疑問を解決するものでした。
私の当たり前の感覚を人に求めてもいけない。
私が感じる感覚を「わからない」人もいる。
HSPだから人と違うこともあるよね。
でも、私と似たような人も沢山いるんですよね。
私、HSPな面を持ち合わせながらも、これから日々無理せず生きたいのです・・・
辛さや生きづらさを感じる部分が人より多くても生きていけるし、今までもなんとか生きてこれたし、結局のところは病気ではなく【気質・概念】なのだから、
・弱みや他人とちょっと違うと感じることを強みにしていく
・克服せずに受け入れ、自分の良い面をみていく
経験の積み重ねと、何度も失敗しながら恐れずに対処をしていくことによって、HSPな部分があるけれども楽しいと感じる部分がいまより増やしていきたい。
「繊細さんな自分」をもっともっと認めてあげて、周りに合わせることばかりに気を遣わないで、時には仲間と思いを共感しあったりして、人それぞれの違いを楽しめるようにいずれはなりたいものです。少しずつ、少しずつ・・・